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活動地域と支援規模

 

バングラデシュ訪問記

スタッフ 辻丹美

 

2008年2月5日から20日まで、ダッカにある孤児院ボトムリーホームを皮切りに、司祭を目指す小神学校の学生たち、そしてダッカから高速バスで5時間あまりのシレットからジャフロンの見捨てられた紅茶農園の村にあるゴワバリ小学校、シレットの紅茶農園のカラグール小学校、更に車で南下すること4時間、ロキプールの少数民族のための中学校、そしてムングラ小学校、また、ダッカに電車で戻り、飛行機でジョナキ小学校の子どもの待つチタゴンへとESAの支援先全てを回りました。16日間の訪問で、総勢889人の子どもたちと再会し、また新しい出会いもあり、子どもたちの成長を目にし、活動の成果を確認することが出来ました。

 

子どもたちの父親、母親、兄、姉、叔父や叔母、ほとんどが教育を受けることなく、ただ生活のために安い賃金の肉体労働で家族を支えてきました。どんなに働いても満足にお米も買えない。子どもたちはいつもお腹がすき、外からの援助がなければ学校にも行けない。

 

 

 

 明るい未来が何もなかった親たちを見て育った子どもたちにとって、勉強してこの貧しさから抜け出し、教師、看護婦、福祉活動で職を得ることが、さんさんと輝く未来への希望なのです。仕方なく勉強している子どもたちはひとりもいません。みんな必死に勉強しています。でも家族の誰も読み書きの出来ない、電気がない、働かなければならない、食べるものが十分にない、そういった子どもたちがおかれている環境は私たちの想像以上に厳しく、いくら一生懸命勉強しても、みんなについていけない子どもたちもたくさんいます。

 

 

 

ESAの支援は彼らに学びの場を作り、教科書やノートを配布し、さらに栄養状態改善のために給食を提供しています。母親たちには、トイレを使う、手を洗う、水を沸かして飲む、子守や家事手伝いから子どもを解放し、できるだけ毎日学校に行かせるなど、基本的生活習慣などの指導を行っています。学校によって成果には差がありますが、大きな手ごたえを感じた訪問でした。

 

今後、バングラデシュでの人々の暮らしについて、少しずつ連載でご紹介していきます。

 

        ダッカからシレットへの車窓から/果物屋さん/バングラデシュのアルファベット

        お手伝い/牛糞はなんにでも役に立つ/家の中